【妻が大黒柱って本当?】夫の本音と夫婦の本意・考えを話してみた

「奥さんが大黒柱なんですか?」
「旦那さんがメインで育児を?」

私たち夫婦が「家族でチームの働き方」を発信する中で、特に注目されるのが妻が大黒柱というキーワードです。この言葉はインパクトが強く、多くの方にとって新鮮に映るようです。

今回は、この「妻が大黒柱」という言葉の裏側にある私たちの本当の想いや、実際の夫婦の役割分担について、そして夫(コータ)から見た「大黒柱の妻」について、夫婦で率直に語り合いたいと思います。

目次

「妻が大黒柱」は事実。でも、それが理想形ではない

まず、結論から言うと、現在、我が家の収入のメインを担っているのは私(妻)です。生活費や事業への投資、貯蓄なども、主に私の収入から賄っています。

夫も専業主夫というわけではなく、業務委託で施設管理の仕事をしており、その収入は貯蓄に回すようなイメージです。私の収入は事業の状況によって変動があるため、年単位で計画を立てながら、生活と事業投資のバランスを考えています。

現在の形は、仕事の効率、仕事内容、そして子供たちの年齢(3歳半と1歳半)などを総合的に考え、夫婦で話し合った結果、「今は妻が攻めるのがベスト」と判断したためです。

夫(コータ)は、自分の働き方のスタイルや能力的に、時間をかけてじっくり取り組むタイプ。もし今、夫がメインで稼ごうとすると、多くの時間を仕事に費やす必要が出てくる可能性が高いと考えています。

なぜ今「妻が攻め」なのか?それぞれの得意と状況を活かす

妻(ミオ)の視点:効率とマルチタスク

私は、Web制作やコンサルティングなど、オンラインで完結する仕事が中心です。

育児と仕事の両立を目指す上で、時間に縛られる仕事を減らし、子供たちが保育園に行っている間に終えられるような、効率の良い仕事を選んだり、作り出したりするよう工夫しています。

幸い、女性はマルチタスクが得意な人が多く、私もその一人。育児と仕事を両立しやすい土壌があります。

夫(コータ)の視点:子どもとの時間と「どっしり構える」力

夫はもともと子どもが好きで、自分の子どもができたら積極的に関わりたいと考えていました。

そして何より、私(妻)が心配性なのに対し、夫は予期せぬ出来事にも動じず、「なんとかなるさー」とどっしり構えていられるタイプ。(沖縄出身の「なんくるないさー」精神ですね)

子どもの急な発熱や、時には救急車を呼ぶような事態でも、冷静に対応し、病院の付き添いや入院時の対応も主に夫が担ってくれています。これは本当に助かっています。

特に子どもがまだ小さい今は、夫がこのように柔軟に対応できる状態であることは、家族にとって非常に良い形だと感じています。

「妻が大黒柱」は永続的ではない。柔軟な「攻守交代」が理想

現在の「妻が攻め、夫が守り(家庭を守る)」という役割分担は、あくまで「今」のベストポジションです。

これがずっと続くとは考えていませんし、私が常に大黒柱でいたいわけでもありません。

男性は一つのことに集中すると爆発的な力を発揮するタイプが多いと言われます。夫もそのタイプかもしれません。子どもたちが成長し、手が離れてきたタイミングで、夫が夢中になれる仕事を見つけ、それに没頭する時期が来るかもしれません。その時は、私が守りに回り、夫が攻めるという「攻守交代」も十分にあり得ると考えています。

大切なのは、「妻が大黒柱」という形に固執するのではなく、その時々の状況や夫婦それぞれの状態に合わせて、どちらが攻め、どちらが守りという役割を柔軟に変えていけること

そして、どちらも攻めることができ、どちらも守ることができる状態を目指すこと。これが、私たちにとっての「安定」であり、理想のバランスです。

夫も、「もし自分が何かに集中したら家庭を顧みなくなるかもしれない、という自覚があるなら、そうならないように今から知識を蓄えたり、サポート的な役割から始めてみたりするのも良いかもしれない」と考えているようです。

夫の仕事に家族が「巻き込まれる」未来も?

もし将来、夫が仕事に没頭する時期が来たとしても、私たちの「家族でチームの働き方」という基本は変わりません。

夫が家庭を完全に顧みなくなるのではなく、むしろ私たち家族が夫の仕事に「良い意味で巻き込まれていく」ような形をイメージしています。

社会科見学のように子どもたちを連れて夫の仕事場を訪れたり、一緒に何かを体験したり…そんな風に家族が自然に関わっていければ、夫は仕事に集中しつつ、家族との繋がりも保てると考えています。

私たちのビジネスパートナーや取引先には、既に子どもたちを仕事に巻き込んでいる家族もいます。例えば、小学生の息子さんにオンライン講座の講師を任せ報酬を支払うなど、すごくいいなと思ったので私たちもぜひやってみたいと思っています。

最後に:「妻が大黒柱」の言葉の先に伝えたいこと

「妻が大黒柱」という言葉は、一見すると特殊なケースに聞こえるかもしれません。

しかし、その言葉の裏側には、夫婦それぞれの得意なこと、好きなこと、そして家族全体の状況を考慮し、常にベストな形を模索し続けるという、私たちの柔軟なスタンスがあります。

これからも、夫婦でしっかりと話し合い、お互いの状況を理解し合いながら、その時々で最適な「攻めと守り」のバランスを見つけていきたいと思います。

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